昨年覇者・智弁和歌山が初戦敗退 国学院栃木に苦杯、駒苫以来17年ぶり夏連覇ならず
1度は逆転も6回に勝ち越し許し、8回にダメ押しソロを浴びた
第104回全国高校高校野球選手権大会第8日が13日、阪神甲子園球場で行われ、第3試合で昨年覇者の智弁和歌山が国学院栃木に3-5で敗れ、2年連続制覇はならなかった。1点リードの6回に4連続長短打を浴びて逆転され、8回にソロ本塁打を許した。
試合は初回に国学院栃木の長田悠也内野手(2年)が2点タイムリーを放ち先制。智弁和歌山は2回に中塚遥翔外野手(2年)のタイムリー、山田久敬内野手(3年)のスクイズで追いつき、6回に中塚の内野ゴロの間に1点を加え、勝ち越した。
しかしその裏に平井悠馬内野手(3年)のタイムリー二塁打で追いつかれ、さらに長田のタイムリー二塁打で再び勝ち越された。智弁和歌山は8回に2死満塁の好機を迎えたが、山田は左飛に倒れて無得点。その裏に国学院栃木・平井にソロ本塁打を許し、リードを広げられた。
智弁和歌山は大会8日目で今大会初戦を迎えて敗退。2004~05年の駒大苫小牧(南北海道)以来の夏連覇はならなかった。国学院栃木は大会第1日(6日)の開幕戦で日大三島(静岡)を10-3で撃破、2回戦で“ジャイアントキリング”を成し遂げた。
(Full-Count編集部)