トウモロコシ畑で鈴木誠也は何を見た? 名作野球映画のロケ地で考える“父との絆”
グリフィー親子も登場、映画のテーマをなぞった1日
映画と重なる環境が気持ちを高ぶらせた。
「入場シーンや、今までに味わったことのない雰囲気ですごく鳥肌が立ち感動したので、そのまま試合に入れましたし、感情的にもなってました」
試合前のセレモニーでは、ケン・グリフィー・シニアとジュニア(ともに元マリナーズ)の親子が右中間のトウモロコシ畑から登場。映画のシーンと同じようにキャッチボールを始めると、両軍の選手たちも次々とトウモロコシの葉をかき分けフィールドに現れた。
試合前にくつろいだロケ地で、鈴木が「(オフの)時間があるときに観たい」と言っていた米野球映画の金字塔『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年公開)は、試合後には「(すぐにでも)観たい」との思いに変わっていた。
この日で一番の思い出となったことは何か――。地元メディアに問われた鈴木は、間を置くことなく答えた。
「映画に出ていた(と聞いた)幽霊役の人とキャッチボールをしたことが楽しかったです」