“小学生の甲子園”は石川・中条ブルーインパルスが初優勝 エースが前回王者を完封
中条ブルーインパルスが長曽根ストロングスに3-0で勝利
熱戦が続く甲子園より一足先に、“小学生の甲子園”で日本一が決まった。「高円宮賜杯第42回全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」は14日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場で決勝戦が行われ、中条ブルーインパルス(石川)が長曽根ストロングス(大阪)に3-0で勝利。エース服部成くん(6年)が投打に渡る活躍で、チームを初優勝に導いた。
1万1000チームの頂点を決める一戦。両チームともエースにマウンドを託した。前年度優勝の長曽根ストロングスは山口寛太くん(6年)、中条ブルーインパルスは服部くん(6年)が先発を務めた。
中条ブルーインパルスの服部くんは初回、先頭打者に内野安打を許したが、後続を打ち取って得点を与えない。対する長曽根ストロングスの山口くんも、先頭打者に安打されて2死三塁のピンチを招いたものの、無失点で切り抜けた。
両エースの投げ合いが続き、3回まではスコアボードにゼロが並ぶ。均衡を破ったのは中条ブルーインパルスだった。4回2死二塁から7番・坂倉汰知くん(5年)が中堅の左を抜く二塁打。先制点を叩き出し、二塁ベース上でガッツポーズを決めた。
5回には無死一塁で、エースの服部くんが中堅手の頭を越える三塁打を放ち2点目。バットでも存在感を発揮した。その後、中条ブルーインパルスは1死三塁から内野ゴロの間に1点を加え、リードを3点に広げた。
援護を受けた服部くんは最後まで得点を許さず、前回大会を制した強打の長曽根ストロングスを5安打完封。チームを初優勝に導いた。
(Full-Count編集部)
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