異次元ジャッジの敵は「もはや大谷翔平ではない」 NY紙も驚く“歴史的シーズン”

ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

ヤンキースの主砲ジャッジにNYポスト「まるで生まれ変わったようだ」

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、衝撃的なシーズンを送っている。13日(日本時間14日)時点で、本塁打も打点もOPSもメジャートップ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」も「アーロン・ジャッジのヤンキースでの歴史的なシーズンは、今では野球史上屈指のシーズンと断言できる」と特筆。異次元ぶりに驚きを隠せないでいる。

 チームの快進撃を支える主砲は、ここまで46本塁打でシーズン67発ペース。100打点と量産し、OPS1.085を叩き出している。ジャッジの2022年をメジャー史で見るとどれくらいの衝撃なのか。同紙がベテランスカウト8人に聞いたところ「トップにかなり近い」「歴代1位に近い」「このまま(好調が続けば)間違いなくトップ5」「こんなシーズンを送る選手は見たことがない」などとコメントが返ってきたという。

 今季も二刀流で躍動するエンゼルス・大谷翔平投手らとのMVP争いも注目されるが、同紙は「ジャッジの敵はもはや、MVPを争うヨルダン・アルバレス、ホセ・ラミレス、ショウヘイ・オオタニではない」と強調。レジェンドたちの名を挙げ「彼の敵はウィリー(・メイズ)、ミッキー(・マントル)そしてベーブ(・ルース)だ。これはジャッジ対史上最高の選手たちの争いで、ここまでは互角、または彼らよりジャッジのほうが上という状況だ」と表現した。

 強烈な打棒だけでなく、外野の守備も見逃せない。「ライトのフェンスをよじ登ってHRキャッチを決めるし、外野の深いところへの打球をカットオフしきちんとした送球をする」と同紙。今季は大谷の本塁打性の打球をフェンス際でキャッチした超ファインプレーもあった。

「ジャッジはデビューした時からスターだったが、今年のこと(大活躍)はだれも予想していなかった。彼は、まるで生まれ変わったようだ」。真のスターになったジャッジ。今季は残り50試合あまり。同紙は「これが最後まで続けば、ウィリー、ミッキーそしてベーブに匹敵するシーズンになるだろう」とまとめた。

(Full-Count編集部)

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