ジャイアンツカップで強豪対決実現 京葉ボーイズ・エース小川秋月が投打で勝利に貢献

京葉ボーイズの先発・小川秋月【写真:加治屋友輝】
京葉ボーイズの先発・小川秋月【写真:加治屋友輝】

大会屈指の好カード、京葉ボーイズが7-3で世田谷西リトルシニアに勝利

 中学硬式の日本一を決める第16回全日本中学野球選手権大会「ジャイアンツカップ」(大会会長・長嶋茂雄巨人終身名誉監督)は16日、S&D昭島スタジアムなどで2回戦が行われた。ジャイアンツカップ初優勝を目指す京葉ボーイズ(千葉)が前回王者で、1回戦を完全試合で勝利した世田谷西リトルシニアに7-3で勝利。名門高校も注目する183センチのエース右腕・小川秋月投手(3年)が投打に渡る活躍を見せ、強豪対決を制した。

 京葉ボーイズの先発は小川、世田谷西リトルシニアの先発は191センチの高身長右腕・東川一真投手(3年)だった。15日の1回戦、東京城南ボーイズ戦で完全試合を挙げた渡邉颯人投手は「7番・二塁」で先発出場。この日の登板はなかった。京葉ボーイズは2回2死二、三塁の好機から「8番・投手」の小川が中前へ先制適時打。4回には世田谷西リトルシニア打線につかまり、4番・杉田翔汰一塁手(3年)の左中間2点適時二塁打などで逆転を許したが、味方がすぐに逆転。4回に相手リリーフ陣を攻めて、3得点。相手のミスをつくだけなく、足技などを生かす攻撃で加点した。

 小川は6回3失点で降板し、最後の7回は2番手の中村和夢投手(3年)が締めた。京葉ボーイズ・関口勝己監督は「小川が本当によく頑張ってくれた。足の速い選手もいるので、エンドランやディレードスチールなどの足も使えた。選手がみんな、春から成長してくれている。チームは今、ひとつになっていて、いい状態です」と選手たちを称えていた。

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