敦賀気比・東監督「僕が試合を潰した」 采配ミスを懺悔「選手たちに悪い事した」

敦賀気比・東哲平監督【写真:中戸川知世】
敦賀気比・東哲平監督【写真:中戸川知世】

継投のタイミングを悔やむ「子どもたちにこんな思いを…」

 第104回全国高校高校野球選手権大会の第11日が16日、阪神甲子園球場で行われ、敦賀気比(福井)は第3試合で聖光学院(福島)に1-8で敗れた。3回戦敗退となり、2014年以来の8強進出ならず。試合後、東哲平監督は「僕の采配ミスで、子どもたちにこんな思いをさせてしまった。投手交代に関して僕が試合を潰してしまった」と反省しきりだった。

 継投のタイミングのミスを悔やんだ。先発した4番でエースの上加世田頼希投手(3年)は初回に1点を与え、3回には3番・安田淳平外野手(3年)に右翼スタンドへ勝ち越し2ランを許す。続く三好元気外野手(2年)に左前打を許したところで、マウンドを降り右翼へ。続いて1年生左腕・竹下海斗投手を登板させたが、その後さらに1点を奪われ、5回にも4失点し降板した。

 その後は上加世田が再び登板し、清野仁楽(3年)、大味悠人(3年)と無失点で繋いだが、打線は2回に1点を奪ったのみ。「僕が試合を壊してしまった。(攻撃面でも)リズムに乗せれなかった。選手たちに悪い事をしたなと」と東監督。8失点が重くのしかかった。

 東監督は「この代に関しては最弱だと言われ続けていたが、甲子園で3回も試合ができるまで成長してくれた」と選手たちに感謝。チームの柱である上加世田についても「調子が上がらない中で3試合投げてくれた」と労ったが、「最後こういう形で勝たせてやれなかったことに申し訳ない気持ちで一杯です」と反省の弁を繰り返した。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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