「かわいそうな目にあわせてしまった」 初戦敗退の明徳・馬淵監督が語った葛藤と愛情

夏の県予選を含めて出場した選手は11人だけ

 星稜・松井秀喜に5打席連続敬遠や、試合後に裏表なく“はっきりものを言う”姿からヒールのイメージをもつ高校野球ファンも多いだろう。今夏の甲子園も上記のコメントだけをみれば、そう思われても仕方ない。だが、これだけで終わらず、その後には選手思いの一面も覗かせていた。

「かわいそうな目にあわせてしまったなぁと思ってるんです」

 今年のチームは夏の県予選を含めて試合に出場した選手はわずかに11人。大会序盤などは大差の展開が付けば、レギュラー以外の選手も試すことができる。だが、接戦が続きのなか、フルメンバーで戦うことを強いられた馬淵監督は葛藤を抱きながら試合に臨んでいたことを明かす。

「3年間頑張ってきたから、いろんな選手を出してやったりしてたんですけども」

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