近江、死闘を制し2年連続4強 エース山田は8回途中降板も歴代単独4位の通算108奪三振
高松商・浅野は高校通算67号となる2ランを放つなど3安打、申告敬遠で球場どよめきも
第104回全国高校高校野球選手権大会は18日、準々決勝が行われ第2試合で近江(滋賀)が7-6で高松商(香川)を下し、2年連続でベスト4進出を果たした。4番・エースの山田陽翔投手(3年)は7回1/3、9安打6失点も10三振を奪い甲子園通算11勝目。通算奪三振でも108個となり歴代単独4位に浮上した。
シーソーゲームを制したのは近江だった。5-6と1点を追う7回。1死二塁から1番・津田基外野手(3年)の中前適時打で同点に追いつくと、2死三塁の場面で3番・中瀬樹内野手(3年)が左前適時打を放ち逆転に成功した。
近江の4番・エースを務める山田陽翔投手(3年)は8回1死一塁から四球を与えたところで降板し右翼の守備に就いた。2番手の星野世那投手(3年)が2死満塁のピンチを背負ったが無失点に抑えピンチを切り抜けた。
山田はこの日、7回1/3、9安打6失点と打ち込まれたが10奪三振の力投。これで高校通算奪三振では108個となり早実・斎藤佑樹(元日本ハム)を抜き単独4位に浮上。
一方、高松商は敗れはしたが、プロ注目の両打スラッガー・浅野翔吾外野手(3年)が初回の第1打席で左翼線二塁打、3回の第2打席ではバックスクリーンへ高校通算67号となる2ラン。5回の第3打席でも左前打を放ちサイクル安打に王手をかけた。7回1死一、二塁で迎えた第4打席では申告敬遠となり甲子園はどよめきに包まれるなど存在感を見せつけた。
(Full-Count編集部)