大谷翔平、またも二刀流記録 84年ぶりの“20三塁打&20勝”で歴史動かす
1921年から投打でプレーしたジョニー・クーニー以来2人目の快挙
■マリナーズ 11ー7 エンゼルス(日本時間18日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地のマリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、4試合ぶり27号を含む4安打4打点の大活躍を見せた。7回の右翼線適時三塁打で通算20三塁打に。投手では23勝(12敗)をマーク。球団によると、1920年以降にデビューした選手で20三塁打&20勝以上を記録したのはジョニー・クーニーに続いて2人目の快挙だという。
また往年の名選手を掘り返した。左投げ右打ちのクーニーは1921年からボストン・ブレーブス、ブルックリン・ドジャースなどで通算20年間プレー。投手としては1921年から30年まで159試合登板して34勝44敗、防御率3.72をマーク。34歳だった1935年以降は外野手と一塁に専念。通算2本塁打ながら、43歳だった1944年まで通算965安打、打率.286、26三塁打、219打点、30盗塁を記録した。現役晩年は選手兼コーチを務め、1949年にはボストン・ブレーブスで監督を務めた。
クーニーが通算20三塁打を記録したのは37歳だった1938年のボストン・ビーズ時代。メジャー14年目だったが、大谷はわずか5年で名選手の記録に到達した。
今季は1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打を達成した。この日はキャリア初の2試合連続三塁打、2試合連続3安打以上、9試合で打率.412(34打数14安打)と凄まじい打力を見せたが、まだまだ快記録が期待できそうだ。
(Full-Count編集部)