下関国際・坂原監督、近江・山田の攻略に一か八か 「2ストライクからでも待てのサイン」

勝ち越しの2点二塁打を放った下関国際・森凜琥【写真:共同通信社】
勝ち越しの2点二塁打を放った下関国際・森凜琥【写真:共同通信社】

準々決勝で大阪桐蔭、準決勝で近江を破り初の決勝進出

 第104回全国高校高校野球選手権大会は20日、甲子園で準決勝が行われ第2試合は下関国際(山口)が8-2で近江(滋賀)に勝利し初の決勝進出を決めた。坂原秀尚監督は「この大舞台、甲子園が大きく成長させてくれている」と、ナインを称えた。

 初回1死二塁から3番・仲井慎投手(3年)が左前適時打を放つと、同点の6回には1死満塁から7番・森凜琥内野手(3年)の右翼線適時二塁打で勝ち越し。近江の絶対エースだった山田から5点を奪い攻略した。

 準々決勝で春の選抜優勝校・大阪桐蔭、そして準決勝では準優勝の近江を撃破した坂原監督は「本当、選手たちの成長に驚いております。甲子園で勝つごとに今まで見たことのない力を発揮している」と目を細めた。

 相手エース・山田の対策としては「中盤以降、しっかりボールが見切れた。低めを見極めて走者出て、得点に繋がっていった」と語り、「序盤ボール見えてなかったので。その選手には2ストライクからでも待てのサインを出した。手を出して空振り三振になる。一か八か、かけるしかない。ボールが見えてないから。スライダー空振りしてしまうので」と振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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