引退表明プホルスが衝撃の2打席連発 直近8戦6発…史上4人目の通算700号まであと「8」
■史上最年長の8戦6発、4安打2本塁打した42歳は史上初…
■カージナルス 16ー7 Dバックス(日本時間21日・アリゾナ)
今季限りでの現役引退を表明しているカージナルスのアルバート・プホルス内野手が20日(日本時間21日)に敵地で行われたダイヤモンドバックス戦で2打席連続本塁打を放った。通算本塁打を692本とし、700本の大台まであと「8」に迫っている。さらに2安打を放ちこの試合4打数4安打。チームも16-7で快勝した。
この試合は「5番・DH」で先発出場。まず2点を追う2回1死、ダイヤモンドバックス先発のバムガーナーから中堅左へ12号。2-4の4回には左中間へ13号を放り込んだ。42歳とは思えぬ豪快な打撃に、敵地のスタンドは大歓声に包まれた。
メジャーリーグで通算700本塁打しているのは762本のバリー・ボンズ、755本のハンク・アーロン、714本のベーブ・ルースの3選手だ。またMLB公式のサラ・ラングス記者によれば、42歳以上のシーズンで3度のマルチ本塁打を記録したのはプホルスが初で、これまでは2007年のボンズ、1991年のカールトン・フィスクの2回が最高だった。
史上初の数字はまだ続く。カナダメディア「スポーツネット・スタッツ」によれば、この日で42歳216日のプホルスは「8試合で6本塁打」したMLB史上最年長の選手だという。さらにカージナルス公式ツイッターによると、42歳以上で4安打、2本塁打した選手は史上初だ。
また地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」のカージナルス番デリック・グールド記者によると、1本目の本塁打で通算塁打数を6137塁打とし、歴代ランキングでカージナルスの大先輩にあたるスタン・ミュージアル(6134塁打)を抜き2位に浮上。1位はハンク・アーロン(6856塁打)となっている。