「試合に入り込んでいない」弱体エ軍象徴する“ミス”に指揮官もファンも呆然
トラウトの好捕で救われたものの、ベラスケスがアウトカウント間違い
■タイガース 4ー3 エンゼルス(日本時間21日・デトロイト)
エンゼルスは20日(日本時間21日)、デトロイトで行われたタイガース戦に3-4で惜敗した。この中で直接失点には結びつかなかったものの、緊張感を欠いたチームの現状を象徴するプレーがあった。
3-3の同点とされた3回2死二塁、バーンハートの打球は遊撃を守るベラスケスの前へ飛んだ。そのまま一塁に送球してチェンジ……と思われたところで、なぜか間に合わない三塁に送球しセーフ。直後にレイエスの中堅を襲ったライナーをトラウトが好捕し、かろうじて失点にはつながらなかった。
試合後フィル・ネビン監督代行は「ベラスケスがアウトカウントを間違っていたのでは」という質問に対し「直後のトラウトのプレーで救われたが、彼はミスをした。『走者が目の前を横切るのを見て判断を誤った。アウトカウントは分かっていたが、走者が進むのを見て、ミスしてしまった』と言っていた」と話している。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は「2アウトだと気づいていなかった以外の説明が思いつかない」とコメントを添え、この場面をツイッターに投稿した。ファンからは「選手たちが全く試合に入り込んでいない」「トラウトに美技を披露させてあげたかったのかも」と珍プレーに呆れたような言葉が並んでいた。