阪神、泥沼8連敗から4連勝できた理由 専門家が「底は抜けた」と期待する選手とは?

阪神・岩崎優【写真:荒川祐史】
阪神・岩崎優【写真:荒川祐史】

大山の復帰で4番・佐藤輝を「ストライクゾーンで勝負しないといけなくなった」

■阪神 6ー1 巨人(21日・東京ドーム)

 阪神は21日、敵地で行われた巨人戦を6-1で勝利し4連勝を飾った。宿敵・巨人を相手に今季2度目の3タテを決め、勝率5割復帰に王手をかけた。現役時代に阪神、ヤクルトなど4球団で計21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「大山の復帰、復調で相手が佐藤輝と勝負してくる。いい流れになっている」と分析した。

 阪神は初回に先頭・中野が中前打、1死からロハス・ジュニア、佐藤輝の連打で先制。さらに1死満塁から糸原の中犠飛でこの回2点を奪った。その後も効果的に得点を加え、投げては先発の才木が7回途中1失点の好投。投打が噛み合った盤石な試合運びだった。

 いきなり4安打を集中させ主導権を奪った立ち上がりの攻撃に野口氏は「やはり中野、大山が戻ってきたのが大きい。打線は繋がりを取り戻して、いい流れの攻撃ができている。これから、どんどん良くなっていくはずです」と評価。この日は中野が3安打3得点、島田も2安打、大山は4安打2打点とチーム全体で16安打6得点の猛攻だった。

守護神・岩崎の投球に「ストレートは本来の球筋」「底は抜けた」

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