「全国の高校生に拍手を」 甲子園V、仙台育英監督の言葉に共感の声「涙止まらない」

初めて夏の甲子園を制した仙台育英・須江航監督【写真:共同通信社】
初めて夏の甲子園を制した仙台育英・須江航監督【写真:共同通信社】

「監督の言葉」がツイッターのトレンド、高校生に語り掛ける

 仙台育英(宮城)の初優勝で幕を下ろした夏の甲子園。決勝戦後にチームを率いた須江航監督が残した言葉が、SNS上で話題となっている。ツイッターでは「監督の言葉」というワードがトレンドに浮上。「すんげえ良い言葉!熱すぎる!」「涙が止まらない」「ありえないくらい感動した」と共感の声が寄せられている。

 須江監督は8-1で下関国際(山口)を下した決勝戦後、グラウンドでマイクを向けられた。今の高校3年生は新型コロナウイルスの感染が広がった2020年の春に入学してきたことを踏まえ「入学どころか中学校の卒業式もちゃんとできなくて、僕たちが過ごしてきた高校生活と違う。青春って密なのに『ダメだダメだ』と言われて、どこかで止まってしまう中でもあきらめないでやってくれた」と生徒に感謝の言葉を連ねた。

 また目に涙を浮かべながら「全国の高校生のみんながほんとによくやってくれて、今日の下関国際さんもそうですし、大阪桐蔭さんとか目標になるチームがあったから暗闇の中で走っていけた。全ての高校生の努力の結果。全国の高校生に拍手を」と、全国の球児に向けたエールで締めていた。

 思うような高校生活を送れなかったのは、野球部員に限ったことではない。そのためネット上では一気に共感の声が広まった模様だ。「涙腺崩壊した」「青春ってのは密だ。だけどその密が許されなかった高校生たち」と、若者もかつての若者も心を打たれたようだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY