4番がシーズン0本塁打、50億円男もたった5発 エンゼルス開幕スタメンの“その後”

開幕クリーンアップの3選手で計9本塁打…

「4番・二塁」に入ったマット・ダフィー内野手は45試合で打率.261、0本塁打。こちらもIL入りを繰り返し、6月26日(同27日)のマリナーズ戦を最後に出場がない。主に対左投手要員とはいえ、本塁打なしで終わればメジャーデビューした2014年以来だ。

「5番・左翼」はジョー・アデル外野手だった。オープン戦で3本塁打した好調を買われたが、シーズンに入ってからは2度のマイナー落ち。現在はメジャーでプレーしているものの59試合で打率.220、4本塁打と低調が続く。開幕クリーンアップの3人が、シーズンの3/4を終えた今でも計9本塁打ということになる。

「6番・一塁」のウォルシュは、開幕スタメンの中で大谷に次ぐ118試合に出場してきたものの打率.215、15本塁打という低空飛行。「7番・捕手」のマックス・スタッシー捕手は93試合に出場しているものの打率は.192だ。

「8番・右翼」だったブランドン・マーシュ外野手は93試合で打率。226,8本塁打。ただ8月2日にフィリーズへトレードされ、すでにチームにはいない。「9番・遊撃」のデビッド・フレッチャー内野手は5月上旬から7月下旬まで怪我で戦線離脱し、38試合にしか出場していない。

 今回のウォルシュの離脱で、開幕スタメンの9選手のうち、戦線離脱なくエンゼルスで出場し続けている選手は大谷とスタッシ―だけとなる。開幕前には地区のダークホースにも上げられていたチームは、ここまで52勝73敗で地区4位。首位のアストロズには28.5差をつけられる大低迷。開幕メンバーにかけた期待がここまで裏切られるようでは、無理もあるまい。

【表】シーズンフル稼働はたった2人…エンゼルスの2022年開幕スタメン

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