エンゼルス売却が来季開幕までずれ込む“懸念” 大谷翔平のトレードにも影響か
“先例”はナショナルズ、今年4月に売却検討を発表
エンゼルスの売却検討をめぐり、今後の流れにも注目が集まっている。いつ売却が完了して新生球団として生まれ変わるのかというのも、チームにとっては重要な点。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では「2023年の開幕戦に迫るところまで時間が押されることにもなり得るだろう」と見通している。
エンゼルスにとって“先例”となり得るのが、今年4月に売却への検討を始めたナショナルズ。米紙「ワシントン・ポスト」によると、一連のプロセスは発表から7か月後の11月に終わる可能性があるという。そのままエンゼルスに当てはめると、7か月後は来年3月。「オフシーズンの間中にまで及ぶことになり得る」とみる。
売却話が持ち上がったことで、大谷翔平投手の今オフのトレードが再燃したが、同メディアは「モレノは今オフの早期の段階ではオーナーとしての権限をまだ持っている可能性が高いようである」とも。現場の編成に意向を強く反映させてきたモレノオーナーだけに、大谷の去就にも影響してくる可能性はある。
メジャー球界に突如として飛び込んだエンゼルスの売却検討。ただ、モレノオーナー自身は以前から温めていた方向性だという。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は「ある関係筋によると、モレノは少なくとも2か月間はこの進路を思い描いていたとしている」と報道。事実なら、ちょうど球団ワーストを更新する連敗記録を喫したタイミングとなる。この後、球団はどうなるのか、進捗に多くの視線が注がれている。
(Full-Count編集部)