イチロー氏は「ゲームを変えました」 米野球殿堂館長が野球史での“価値”を力説
シアトルで行われた球団野球殿堂入り式典で対面
現在マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が27日(日本時間28日)、本拠地で行われた球団殿堂入り式典に臨んだ。そこに姿を見せたのが、米ニューヨーク州クーパーズタウンにある野球殿堂博物館の館長、ジョシュ・ラウウィッチ氏だ。Full-Countの取材に応じた館長は、次に期待されるイチローの米野球殿堂入りについて「とてもとても高いと言える」と太鼓判を押した。
イチロー氏がメジャーリーグの19年で残した成績は、2653試合に出場し史上24位の通算3089安打、同じく35位の509盗塁、打率.311という素晴らしいもの。通算3000安打を記録した選手は大半が殿堂入りしている。
殿堂入りは記者投票で決まり、イチロー氏が資格を得るのは2025年になる。館長は「2025年に何が起こるかワクワクしています。殿堂入りは記者の投票によるもので、私たちが決めることではありませんが、彼が2025年に殿堂入りする可能性は、とてもとても高いと言えます」と言い切る。
ラウウィッチ氏は昨年9月の野球殿堂入りセレモニー後に、館長を引き継いだという。この日のシアトル訪問の目的は「彼に対する尊敬の気持ちを示すため」だと言い、「彼や彼の家族に敬意を払うために、我々が来ることが重要だと考えました」と続けた。
館長いわくイチロー氏は「野球史のファン」で、これまでクーパーズタウンの野球殿堂を何度も訪れている。ただラウウィッチ氏の就任以降はまだ直接会う機会がなく、今回は前館長のジェフ・アイデルソン氏が間を取り持った。