大谷翔平、トレード報道が再過熱も…地元番記者が読む“将来”「何も変わらない」
契約延長に向けた話し合いも「起こらないと思う」
「そもそもトレードされる可能性がほとんどなかった。今も可能性は低いだろう。私は変わらないと思う」
むしろ、メジャー最高年俸4500万ドル(約60億円)とも予想されるエンゼルスとの契約延長の話し合いも“ストップ”する。フレッチャー記者は来季開幕までの大谷をこう予想した。
「エンゼルスは新しいオーナーが就任するまではオオタニに関する決断を遅らせたいだろう。トレードするにせよ、契約延長を結ぶにせよね。だからこの冬は何も起こらないと思う。一番早い場合で、12月に新しいオーナーが決まり、まだどうしたいか決める時間がある時だ。でも、十中八九、それよりも時間がかかるだろう。だから、おそらくオオタニがいるままシーズン開幕を迎えることになるだろうね」
「彼はこれで自分の状況がしばらく保留になると分かった。以前は契約延長の話が今始まる可能性も、シーズン終了後に始まる可能性もあった。今は新しいオーナーが決まるまでそれが起こるとは思えない。だから彼はしばらくそのことを心配しなくて済む。しばらく何も変わらないと思うからね」
いずれにしても大谷の去就問題は新オーナーが見えてきてから――。大谷の将来に球団売却が大きく影響することは避けられないが、エンゼルスの密着取材を続けるフレッチャー記者は、こんな予想を立てている。
○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)