ジャッジがいても首位ヤ軍が急失速 レイズと5差接近…指揮官「みっともない負け方」
ヤ軍は3日、レイズに大敗…両軍の差は5ゲームに縮まった
■レイズ 9-0 ヤンキース(日本時間3日・フロリダ)
ア・リーグ東地区の首位を快走してきたヤンキースが急失速している。2日(日本時間3日)に敵地で行われたレイズ戦に0-9完敗し、両チームのゲーム差は5となった。米メディアはレイズの3年連続地区優勝の可能性が出てきたと伝えている。
MLB公式サイトによると、7月10日時点ではヤンキースは61勝25敗、レイズは45勝40敗で両チームのゲーム差は15.5だった。しかしその後ヤンキースは18勝28敗と急失速。一方、レイズは28勝17敗で一気に差が縮まった。
2日(同3日)終了時点で残り試合はヤンキースが30でレイズが32。今後直接対決は今月11日(同12日)までに5試合残されている。レイズのケビン・キャッシュ監督は「今後、多くの試練が待ち構えている。目の前の試合に集中することが最善の策」と述べている。
ヤンキース向け放送局「YESネットワーク」によると、ヤンキースは8月1日(同2日)に両リーグを通じて70勝一番乗りを果たしたが、その後は下降線をたどり月間成績は10勝18敗に終わった。両リーグ断トツの51本塁打を放っているアーロン・ジャッジ外野手は「仕事をしているが、他はそうではない」と指摘し、オールスター以降の8月31日(同9月1日)までのジャッジの打撃成績と、その他の選手の成績を紹介。ジャッジは打率.331、18本塁打、OPS1.256と出色の数字を残しているが、他の選手は打率.214、30本塁打、OPS.615にとどまっている。
MLB公式サイトのヤンキース番記者、ブライアン・ホック氏のツイッターによると、ヤンキースのアーロン・ブーン監督はレイズ戦の大敗を受け「みっともない負け方だった。これで底をついたと思いたい。(自分たちに)腹を立てるべきだし、恥ずかしいと思うべきだ。このチームに求められるレベルに達していない」と述べたという。尻に火が付いたヤンキースが今後どんな戦いを見せるか、注目される。
(Full-Count編集部)