大谷翔平を打ち崩すためには? 敵将が語る今季の進化と攻略法「早めにしないと」
アストロズのベイカー監督は大谷の進化を認める
■エンゼルス ー アストロズ(日本時間4日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日、試合開始10時7分)、本拠地・アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場する。対戦相手となるアストロズのダスティ・ベイカー監督は試合前に“大谷攻略法”について語った。
大谷は今季アストロズ戦に3試合に登板して2勝1敗、防御率1.08と好投している。前回7月13日(同14日)の対戦では6回を投げて4安打1失点で9勝目をマークしている。ベイカー監督は今季の大谷について「コントロールと制球(コマンド)がよくなっている。以前は四球を与えて球数が増えてトラブルに陥っていたが、(今年は)制球がずっとよくなった」と、昨季までとの違いを認める。
その上で「球を見送ってノーボール1ストライクになった後に振ると、打つのにはあまりよくない球を振ることになる。彼を攻略したければ早めにしないと、彼が落ち着いてしまい、すべての球種を使われてしまうから、今日は早い段階でとらえたいね」と語る。大谷を攻略するためには、早いカウントから積極的に打ちに行く必要があるとした。
大谷は前回登板だった8月27日(同28日)の敵地・ブルージェイズ戦では7回2安打無失点と好投。今季最多109球の熱投で11勝目(8敗)を挙げた。そこから中6日を空けての登板となる。ここまでの投球回数は128回。見込まれる残り6登板で、平均5回2/3を投げれば、メジャー初のシーズン規定投球回(162)をクリアする。
(Full-Count編集部)