大谷翔平、新球シンカーは「大きな違いを生む球」 指揮官も新兵器を絶賛
雄叫び熱投にも感服「別のレベルに入るのが分かる時がある」
■エンゼルス 2ー1 アストロズ(日本時間4日・アナハイム)
3日(日本時間4日)に行われたアストロズ戦で今季最長の8回を投げ、6安打1失点と好投したエンゼルスの大谷翔平投手。同点のままでの降板となり、12勝目こそ逃したものの、今季最多の111球を投じる熱投だった。何度も雄叫びをあげる姿にフィル・ネビン監督代行も「別のレベルに入ったことが表情から分かるときがある」と目を細めた。
4回まで無失点投球を続けていた大谷。5回2死二塁でマティエビッチに中前適時打を浴びて先制点を奪われたものの、この日の失点はこれだけ。6回2死満塁、7回1死二塁のピンチを相次いで切り抜けた。8回1死二塁でグリエル、ブレグマンを相次いで打ち取ると、雄叫びをあげた。
魂のこもった熱投にネビン監督は「別のレベルに入ったことが表情から分かるときがある。すでに彼がいるトップレベルからさらに別のレベルにね。相手打者であったり、その時の状況であったり。7、8回に100マイルを2回ほど記録した。別のギアを持っている」と語る。状況に応じてギアを入れ替え、フルスロットルとなった時の異次元ぶりを発揮した。
また新球のシンカーがこの日は威力を発揮していたと指揮官は見る。「今日はツーシーム(シンカー)が素晴らしかった。狙ったところに制球することができていた。あれが大きな違いを生む球だったと思う。特に右打者からすれば対処するのが非常に難しい球だよ」と、習得後、最多の18球を投じた新兵器をポイントに挙げた。
この日の投球を「私の意見では、おそらく今季最高の登板の1つだった」と絶賛していた監督代行。「彼自身が違いを生みだす存在であるけどね」と語り、二刀流右腕の存在の大きさを認めていた。
(Full-Count編集部)