元ハム右腕は「WS進出へ必要不可欠」 8月加入のドジャースで大活躍、MLB公式が絶賛

ドジャースのクリス・マーティン【写真:Getty Images】
ドジャースのクリス・マーティン【写真:Getty Images】

クリス・マーティンは7月末にカブスからドジャースへ…13登板で3勝マーク

 今夏トレード期限間際にカブスから交換トレードでドジャースに加入したクリス・マーティン投手が存在感を示している。9月3日(日本時間4日)終了時点で13試合に登板して3勝1敗、防御率2.92の活躍。MLB公式は、ワールドシリーズ進出へ「必要不可欠な存在になるかもしれない」と絶賛している。

 MLB公式は7月22日(同23日)以降に移籍した選手の“活躍度”をランク付け。1位はカージナルスのジョーダン・モンゴメリーで、以下はパドレスのフアン・ソト、メッツのダニエル・ボーゲルバック、マリナーズのルイス・カスティーヨ、レッドソックスのトミー・ファム、ダイヤモンドバックスのエマヌエル・リベラと続き、7位にマーティンを選出している。

 2016、17年にNPBでプレーした36歳右腕は今季をカブスで迎え、34試合で1勝0敗、防御率4.31をマーク。7月30日(同31日)にドジャースへ移籍となった。記事は、制球力が良いマーティンはゴロ率が50%以上と高く、キャリアハイとなる奪三振率(11.5)を記録しているのに成績は振るわなかったとし、カブスでは不運が多かったことに触れている。指標の一つであるBABIP(本塁打を除くインプレー中の打球が安打になった割合)は.393。BABIPの平均値は3割前後になるとされており、確かに運に見放されていたことを示している。

 ナ・リーグ西地区を独走するドジャースだが、救援陣は決して盤石ではない。抑えのクレイグ・キンブレルは安定せず、多くの救援投手が故障離脱しており、マーティンはドジャースの中継ぎの要になっている。8月は11回1/3を投げ、打たれた長打は2本で被打率.122。しかも、四球0で14三振を奪った。記事は「球界最高のチームをワールドシリーズに導く上で必要不可欠な存在になるかもしれない」と伝える。昨季はブレーブスの一員としてワールドシリーズ制覇に貢献した右腕。今季もポストシーズンで活躍なるか。今後の投球にも注目だ。

(Full-Count編集部)

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