阪神バッテリーが「操れていたからこそ裏目に」 中田翔に浴びたV弾は“悔やまれる1球”

巨人・中田翔【写真:荒川祐史】
巨人・中田翔【写真:荒川祐史】

巨人の中田が7回に試合を決める17号2ラン

■巨人 2ー0 阪神(4日・甲子園)

 巨人は4日、敵地での阪神戦を2-0で勝利し、甲子園では今シーズン最後の伝統の一戦をカード勝ち越しで飾った。試合を決めた4番・中田翔内野手の17号2ランを、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「彼だからこそ打てた一発」と語った。

 主砲の一発に甲子園が静まり返った。両チーム無得点で迎えた7回無死一塁。中田は阪神先発・西純が投じた初球、140キロのフォークを豪快に振り上げると打球は左翼スタンドに着弾。ここまで完璧な投球を見せていた若き右腕を打ち砕く決勝の17号2ランとなった。

 この打席まで無安打に抑えられていた中田が完璧に捉えた一発を新井氏は「ストレートに手を焼いていたが、得意の半速球を見事に捉えた。それほど甘い球でもなかったですし、彼だからこそ打てた一発だった」と賛辞を送った。

阪神バッテリーは中田を第1打席、第2打席は力のある直球で抑えるも…

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