オリ高卒3年目左腕が初完封、鷹期待の若手が初本塁打 8月に生まれた“初記録”
ソフトバンクの正木は主力のコロナ離脱中にチームを救う活躍
ソフトバンクのドラ2ルーキー正木智也外野手。慶大の2年時には、東京六大学リーグでベストナインにも選出されたこともある、期待の新人だ。24日の楽天戦では「8番・右翼」として先発出場すると、4回の第2打席で待望のプロ初本塁打を放った。
チームは8月下旬に、柳田悠岐外野手や牧原大成内野手、周東佑京内野手などチームの中心を担う選手が新型コロナウイルス感染で離脱する緊急事態に見舞われた。しかし、そこが正木ら若鷹のチャンスに。正木は28日の日本ハム戦でも2号を含む4安打の活躍を見せるなど、結果を残し出場機会を増やしている。優勝争いの大一番にも加わっていきたい。
シーズン終盤に差しかかった8月にも、パ・リーグからは次々と朗報が。うれしい「初記録」を紹介。
◇初安打
ソフトバンク・黒瀬健太内野手(3日・日本ハム戦)
日本ハム・片岡奨人外野手(7日・オリックス戦)
オリックス・元謙太外野手(11日・楽天戦)
◇初本塁打
ロッテ・茶谷健太内野手(12日・日本ハム戦)
ソフトバンク・佐藤直樹外野手(20日・日本ハム戦)
ソフトバンク・海野隆司捕手(26日・日本ハム戦)
◇初打点
日本ハム・梅林優貴捕手(7日・オリックス戦)
日本ハム・古川裕大捕手(9日・西武戦)
◇初勝利
オリックス・東晃平投手(6日・日本ハム戦)
楽天・宮森智志投手(7日・ソフトバンク戦)
◇初セーブ
ソフトバンク・津森宥紀投手(24日・楽天戦)
◇初完封
オリックス・宮城大弥投手(27日・西武戦)
パ・リーグは首位から3位までゲーム差「0」の近年まれに見る大混戦に。優勝争いは西武、ソフトバンク、オリックスの三つ巴となるか。一方で4位・楽天が上位に対して3.5ゲーム差、5位・ロッテも6ゲーム差とまだまだ順位はわからない状況だ。シーズンも残り20試合程度、各チーム総力戦となるだろう。
6日からの連戦は、ソフトバンク対楽天、西武対ロッテ、オリックス対日本ハムと、上位3チームとそれを追う3チームがそれぞれ対戦。8日は西武がオリックスをホームで迎え撃つ。週末にはソフトバンクとオリックスの直接対決も控えており、今週も混戦パ・リーグに大注目だ。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)