オリ高卒3年目左腕が初完封、鷹期待の若手が初本塁打 8月に生まれた“初記録”

オリックス・宮城大弥【写真:荒川祐史】
オリックス・宮城大弥【写真:荒川祐史】

楽天の鈴木翔は25日のソフトバンク戦でプロ初勝利

「Monday パ」では1軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信しています。9月第1月曜日の今回は、8月に生まれた「初記録」を特集。まずは大卒でプロ入りした3人の若手をピックアップします。

 楽天の鈴木翔天投手は8月25日のソフトバンク戦で3点リードの2回表から2番手として登板。2イニングを30球3安打1奪三振1失点にまとめる。チームはその後リードを守りきり、鈴木翔にうれしいプロ初勝利が舞い込んできた。

 神奈川県出身の鈴木翔は、山川穂高内野手(西武)らを輩出する岩手の富士大に進学。東北の地で経験を積み、2018年ドラフト8位で楽天に入団した。しかし、ケガに苦しんで思うような成績を残せず。試合後のヒーローインタビューでは、その過去も振り返りながら「これから巻き返せるように頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。

 ロッテの2年目・小川龍成内野手は25日の西武戦で「9番・遊撃」として先発出場。4点ビハインドで迎えた6回の第2打席でプロ初本塁打を放った。「甘い球が来たらしっかり振りにいこうと思っていた」と、本人も打った瞬間に“確信”の一発は反撃ののろしに。チームは終盤に追い付き、サヨナラ勝ちを収めた。

 小川は國學院大から2020年ドラフト3位でロッテに入団。守備能力の高さを持ち味とし、主に守備固めや代走で出場していた。しかし定位置獲得へ向けては、打者としての結果も求められる。今季は4月にプロ初安打を記録し、5月には初打点も記録。ここまで打率.118といまひとつアベレージは伸びないが、この一発を糧にしたい。

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