大谷翔平からの「最高にクールなギフト」 敵軍選手への「優しい振る舞い」に米大注目

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷はメジャー初奪三振を献上したクレメンス四男にサイン入りボールを贈った

 エンゼルスの大谷翔平投手が6日(日本時間7日)、タイガースのコディ・クレメンス外野手に見せた“神対応”が話題を呼んでいる。クレメンスのメジャー初奪三振の記念ボールにサインしたことに、MLB公式記者は「今季一番のお気に入りの野球の話」とし、米全国紙「USAトゥデイ」系列メディアは「最高にクールなギフト」と伝えている。

 大谷は31号&32号を放った5日(同6日)の本拠地・タイガース戦で、大量リードの8回に外野手登録のコディ・クレメンスと対戦。68.4マイル(約110.1キロ)で見逃し三振に倒れた。。通算354勝で7度のサイ・ヤング賞を誇るロジャー・クレメンス氏の四男であるコディにとってはメジャー初奪三振だった。MLB公式のエイドリアン・ガロ記者が執筆した記事によると、大谷にボールにサインしてもらうように試合後にチームメートから促されたそうで、翌6日(同7日)の試合前に、打撃練習の順番を待っている際にサイン入りボールが届けられたそうだ。

 ガロ氏は自身のツイッターに、大谷が「What a nasty pitch!(なんてえげつない投球だ)」と書き込んでプレゼントしたボールの写真を投稿。「もしかすると私の今季一番のお気に入りの野球の話かもしれない」などと文言を添えた。米全国紙「USAトゥデイ」系列メディア「フォー・ザ・ウィン」は「ショウヘイ・オオタニは68マイルの球に三振した後、コディ・クレメンスに最高にクールなギフトを贈る」のタイトルで「ユーモアのセンスもまた、オオタニの見逃せない才能の一つだ。彼はコディにとってあの三振がどれだけの意味を持つのか分かっていたから、サインの要望に応えた。そういった優しい振る舞いが彼を応援したくさせるのだ」と伝えている。

(Full-Count編集部)

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