ツイッター投稿から“メジャーコーチ”に アストロズ日本人コーチの変わった球歴
大高大五郎内野守備コーチが期間限定でメジャー昇格
アストロズのルーキーリーグで内野守備コーチを務めている大高大五郎氏が7日(日本時間8日)の本拠地・レンジャーズ戦からメジャーに合流し、9日(同10日)のエンゼルス戦では試合前練習に参加した。横浜市生まれで5歳から米国へ移住。名門・イエール大、ジョンスホプキンス大学院で野球部だったものの、プロ経験はない。きっかけは「ツイッターの投稿」だった。
大高コーチは大学時代から内野守備の映像などを引用し、細かにポイント解説。メジャーだけでなく、アマチュアやソフトボールなど実に幅広い内容。これが運命を変えた。
「ツイッターで内野守備のことをポスト(投稿)していたんです。そしたらプロのチームから『コーチしてみないか?』と声をかけてもらって。コーチを始めて今年で2年目ですね」
「アストロズはプロ経験のない人は割と多いんです。他のチームはプロとしてプレーしてなかったら、コーチとして入るのは難しいというのはあるんですけど。アストロズはプロ経験がなくてもアイデアがいいとか、コーチとしていいと思われたら」
2021年6月にアストロズ球団入り。内野守備コーチとして将来メジャーで活躍するだろう金の卵たちと汗を流す日々に明け暮れていたが、今春のマイナーキャンプ中にダスティ・ベイカー監督と話す機会に恵まれた。これが今回の期間限定のメジャー昇格につながった。