ジャッジも「二刀流の選手」 70発男マグワイア評価、MVPは「何本打とうが文句なし」
1998年に70本塁打したマーク・マグワイア氏が大谷とジャッジに言及
エンゼルスの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手のMVP争いを、かつてのスラッガーはどう見るのか。1998年に当時のメジャー新記録となるシーズン70本塁打を放つなど、メジャーリーグで通算583本塁打を放ったマーク・マグワイア氏は、ジャッジに軍配を上げている。
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者に語ったもの。「マーク・マグワイア氏が語る。アーロン・ジャッジはボンズを超え、プホルスは700本塁打に射程圏内だ」と題した同紙の記事によれば、MVP争いについてマグワイア氏は「ジャッジが最終的に何本打とうが、文句なしでMVPになるべきだ」と語っている。
その理由として「ジャッジは二刀流ではないが、外野の守備力を誇る“二刀流”の選手」だと主張、さらに「ヤンキースをプレーオフ、そしてワールドシリーズへ牽引する存在が彼だ。MVPになるだろう」と、チームを勝利に導くことが何よりも重要と考えているようだ。
マグワイア氏は「オオタニの活躍を私は知っている。けれどもだ。エンゼルスの順位を見てほしい。ワイルドカード争いにもいない。ジャッジ抜きならヤンキースは今頃どこにいるのか。(MVPは)断然ジャッジだ」と力説。現在ア・リーグ東地区の首位を走るヤンキースと、ワイルドカード争いからも大きく離されたエンゼルスの成績がMVPにも直結するとしている。
(Full-Count編集部)