大谷翔平、来季は日本人初のトリプルスリー? 名物解説が力説、新ルールで新たな偉業の期待
大谷シフト禁止で打率アップの期待「もしかすると打率3割に届くかもしれない」
新ルールは打者・大谷にとっては良いことばかり。打率、盗塁数のアップが期待できそうだ。では具体的にはどのような数字になるのか。「来年のチームがどうなるか」と前置きをした上で、グビザ氏は打率.300、30盗塁の可能性も指摘した。
「盗塁を重視するチームになるなら彼もそうするだろう。そして守備シフトがなくなるので打率は上がるはずだ。それでも、やはりパワーは失ってほしくないね。打率.280から.290ぐらい、もしかすると打率3割に届くかもしれないが、長打があってこそだ。ショウヘイは自分の体のことをよく分かっている。今年は昨年からさらに良くなると分かっていた。だから、来年もさらに良くなると思うよ。特に新ルールが導入されればね」
今季は8月31日(同1日)の本拠地・ヤンキース戦で2年連続30本塁打を達成した。来季は日本人初の「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁超え)」の偉業も期待できそうだ。
一方、投手・大谷は「ピッチタイマー」として投手は走者なしで15秒以内、走者がいる場合は20秒以内に投げることが求められる。大谷は投球間隔の長い投手だが、グビザ氏は「何でも非常にうまくアジャストしているから、問題になるとは思わないよ」と一蹴した。今季も残り20試合ちょっと。これから2年連続40本塁打、シーズン200奪三振、史上初のダブル規定到達などの快挙達成が期待されるが、来季も偉業ラッシュが期待できそうだ。
○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)