大谷翔平、来季は日本人初のトリプルスリー? 名物解説が力説、新ルールで新たな偉業の期待

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLBは来季からピッチタイマー、守備シフト禁止、ベース拡大の3つのルールを導入

 エンゼルスの大谷翔平投手にとって来季から導入される新ルールは“追い風”となるのか。メジャーリーグ機構(MLB)は9日(日本時間10日)、塁間に3人を置く守備シフトの禁止や投球間に時間制限を設ける「ピッチタイマー」、ベース拡大化の新たなルールを来季から導入すると発表。果たして大谷にはどのような影響があるのか? そして、どのような成績が見込まれるのか? 地元放送局バリースポーツ・ウエストの名物解説マーク・グビザ氏に聞いた。

 大谷が最も恩恵を受けそうなのが守備シフトの禁止だ。二塁ベースから一塁側へ内野手3人を配置する大谷シフトは、今や当たり前の対策。米放送局バリースポーツ・サウスウエストで解説を務める元ソフトバンクのCJ・ニコースキー氏によると、今季シフトで失った安打数が最も多かったのが大谷だという。グビザ氏は打率アップを期待した。

「シフト禁止は助けになると思う。彼はよくシフトを敷かれた右方向ゴロを打つからね。強い打球だ。私はヒットであるべきだと思っている。(年間)15~20本ぐらいヒットを奪われているんじゃないかな。守備シフトがなくなれば打率は間違いなくかなり上がるだろうね」

 では、ベース拡大についてはどうか? 選手の故障を防ぐ目的で、来季から一塁、二塁、三塁のベースが大きくなる。15インチ四方(38.1センチ)から18インチ四方(45.72センチ)に拡大されることで、塁間の走る距離は短くなる。グビザ氏は、盗塁企図数も増えると予想している。

「盗塁増の可能性は高まると思う。小さいベースだと、内野手はベースをブロックするのが簡単。怪我をする可能性が高くなる。だから、大きなベースは彼にとって、より多く盗塁することを可能にすると思う。間違いなくね。怪我の心配が少なくなるから」

大谷シフト禁止で打率アップの期待「もしかすると打率3割に届くかもしれない」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY