オリ杉本やハム清宮も訪れる野球塾 小、中学生に“置きティー”を勧める理由とは

横浜市で野球塾「根鈴道場」を運営する根鈴雄次さん【写真:編集部】
横浜市で野球塾「根鈴道場」を運営する根鈴雄次さん【写真:編集部】

米国3Aでプレーした根鈴雄次氏はレベルに合った練習ができる置きティー推奨

 オリックスの杉本裕太郎外野手や日本ハムの清宮幸太郎内野手らも訪れる野球塾「根鈴道場」を開く元プロ野球選手の根鈴雄次さんは、小学生や中学生にティースタンドを使った練習を勧めている。打撃練習で一般的な斜め45度からトスを上げるティー打撃は一定のレベルに達してからでないと効果が薄く、置きティーは段階に応じた練習方法があるという。

 米国のマイナーリーグや日本の独立リーグなどでプレーした根鈴さんは現在、横浜市の野球塾「根鈴道場」で小学生からプロまで幅広い選手の打撃指導をしている。練習では主にティースタンドに球を置いて打つ「置きティー」を取り入れている。

 根鈴さんは「打つポイントを身に付けるための練習です」と置きティーの目的を説明する。小学生に対しては、打ちやすいポイントにセットしてスイングさせる。細かな技術指導や練習法よりも、打球を遠くに飛ばす楽しさを知ることが一番だと考えているためだ。

 中学生以上には、レベルに応じて様々なポイントで打球を捉える練習を促す。根鈴さんは「置きティーで気持ち良く打っても意味がありません。自分が打ちやすいポイントで練習しても、試合には生きません。試合では理想のポイントで打てることは、ほとんどありませんから」と話す。

同じコースでも奥行きを変える、ベースの後ろ側で打てるポイントを増やす

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