「ここが勝負所なのでいきます」 オリ中嶋監督、連覇に向け“リミッター解除”示唆

オリックス・中嶋聡監督【写真:町田利衣】
オリックス・中嶋聡監督【写真:町田利衣】

延長12回1死二塁から代打・若月が劇的なサヨナラタイムリー

■オリックス 3ー2 日本ハム(15日・京セラドーム)

 オリックスは15日、本拠地での日本ハム戦を延長12回、3-2でサヨナラ勝利。代打・若月が試合を決める劇的な一打を放ち、優勝争いに踏みとどまった。中嶋監督は「ここが勝負所なのでいきます。色々、思い切っていきます」と、ラストスパートに向け総力戦で挑む考えを口にした。

 リーグ連覇に向け崖っぷちのチームを救ったのは伏兵の一振りだった。延長12回、1死二塁の場面で中嶋監督は打席に若月を送った。この試合まで得点圏打率.414を誇る“とっておきの代打”は左腕・堀が投じた142キロの直球を強振。打球は右翼フェンスに直撃するサヨナラタイムリーとなった。

 首位・ソフトバンクにマジック「11」が点灯し、2ゲーム差を追う展開。勝利目前だった1点リードの9回に守護神・平野佳が追いつかれるなど、苦しい試合をものにしたが、中嶋監督は「勝てたことが全て。それ以外は何もない」と、劇的な勝利にも冷静だった。

中嶋監督「もう一つ。もう1段階、2段階、上の事を考えていかないといけない」

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