「ここが勝負所なのでいきます」 オリ中嶋監督、連覇に向け“リミッター解除”示唆
中嶋監督「もう一つ。もう1段階、2段階、上の事を考えていかないといけない」
この日は、同点の8回2死満塁で代打・西野が一時勝ち越しとなる左前適時打。延長12回には代打・若月と途中出場の選手たちが流れを引き寄せた。それでも指揮官は「代打は代打で難しい、本当によく打ってくれた。でも、先に行っているメンバーが打たないといけない、もうちょっと強い気持ちでゲームに入っていかなきゃいけない」と、レギュラーメンバーに檄を飛ばす。
シーズンは残り10試合。17日からは今シーズンの山場となる首位・ホークスとの直接対決が待っている。それだけに指揮官は「そんな奴はいないんですが、もう一つ。もう1段階、2段階、上の事を考えていかないといけない。もう10試合しかないわけですから。絶対、後悔してほしくない、思い切ってやってほしい」と力を込める。
打撃陣にハッパをかける一方で、3試合連続で3失点以内に抑えたリリーフ陣の踏ん張りは目を見張るものがある。ラストスパートに向け仙台「(12日の楽天戦)からよく頑張っています。皆、抑えにいっているので、息を切らさないようにしたい。ここが勝負所なので、いきます。色々、思い切っていきます」と、総力戦で挑む考えを口にした。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)