鷹・千賀に早くも米が熱視線「最も人気の1人」　海外FA権取得で「各球団が心待ち」

「球は申し分ない。フォークは取りつかれたように変化する」

　16日に海外FA権を取得したソフトバンクの千賀滉大投手に、米メディアが“熱視線”を注いでいる。米スポーツ局「ESPN」は今オフのFA市場でアストロズのジャスティン・バーランダー投手らと並ぶ“第2グループ”に千賀をいれ「最も人気の選手の1人になるだろう」と伝え、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」はカブスが目を向けるべき選手に千賀をあげた。

　NPBで7年連続2桁勝利を達成した千賀。海外FA権を手にしたとあり、米メディアも大注目だ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は今月4日（日本時間5日）に、カブスはこのオフに2つの大きな投資をするだろうとし「日本から来るコウダイ・センガのような優秀な先発投手1人と契約すれば、目立った変化をもたらすだろう」と伝えた。さらに15日（同16日）、カブスが補強に目を向けるべき選手の1人に千賀をあげ「日本の右腕コウダイ・センガも追いかけられそうだ」と予測した。

「ESPN」は14日（同15日）に、敏腕記者のジェフ・パッサン氏が今オフのFA選手を5段階にランク付けした記事を掲載。千賀はバーランダーやジャイアンツの左腕カルロス・ロドンらとともに第2グループ（2位層）で、「各球団はセンガがMLBに来る日を心待ちにしていた。ついに現実のものになったFAを行使すれば、最も人気の選手の1人になるだろう。彼の球は申し分ない。速球は今季101.9マイル（約164キロ）に達し、スプリットは取りつかれたように変化する」と伝えている。

　カブス専門メディア「ブリーチャー・ネーション」はこうした記事を引用した上で「（カルロス・ロドンと違って）ドラフト補償が必要ない真のFAであり、セイヤ・スズキのようにポスティング費用もかからない」と説明。同メディアでも球速は100マイル（約161キロ）に達し、フォークが最も注目を集めているいった特集記事を1か月前に紹介していたとし、「防御率はさらに良くなっている」と解説している。

　千賀は昨オフに年俸6億円で契約。期間は5年となっているものの、契約を選手側から破棄してFAとなるオプトアウトの条項が盛り込まれており、今オフの動向が注目されている。

（Full-Count編集部）