東大が2季ぶり白星 慶大には宮台擁した17年秋以来、接戦制して5年ぶり勝ち点リーチ
昨年9月26日の立大戦以来の勝利となった
東大は17日、神宮球場で行われた東京六大学野球秋季リーグ戦で、慶大に4-3で先勝。昨秋の9月26日に立大に7-4で勝って以来、2季ぶりの白星を挙げた。慶大にあと1勝すれば、2017年秋に法大に2連勝して以来、5年ぶりに勝ち点を得る。
東大は初回2死二塁から、相手先発・外丸東眞投手(1年)の暴投の間に、二塁走者・阿久津怜生外野手(4年)が一気に先制のホームイン。その裏、1死満塁から、二飛の際に三塁走者にタッチアップから同点のホームインを許したが、この日は打線が活発だった。
5回の攻撃で2死一、三塁のチャンスをつくり、ここで登板した相手2番手の左腕・渡部淳一投手(4年)から、1番・宮崎湧外野手(4年)が死球を受け満塁。続く林遼平内野手(4年)の2球目に、渡部の暴投で勝ち越し点を挙げた。林遼もすかさず左前適時打を放ち、リードを広げる。7回にも2死二塁から、宮崎が右翼線を破る適時二塁打で加点した。
守っては、プロ志望届を提出したエースの井澤駿介投手(4年)が6回までに6安打5四球を許しながら2失点。7回から救援した松岡由機投手(3年)も3回1失点で、9回2死一、二塁のピンチは5番・山本晃大外野手を右飛に打ち取った。慶大相手には宮台康平投手(現ヤクルト)を擁した2017年秋に1勝して以来、5年ぶりの勝利となった。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)