「グラブは一度、ヘソに」 元ドラ1が少年野球の子どもに伝えたい一塁送球のコツ

保護者の疑問「内野手が一塁に強いボールを投げられない」
野球を始めた小学生にとって、軟式ボールの扱いは難しい。保護者がよく口にするのが「内野手が一塁に強いボールを投げられない」。2002年ドラフト1位で日本ハムに入団し、14年間の現役生活を送った尾崎匡哉さんは「いきなり高い技術を求めてはいけない。子どもにあった指導が大事」と説明する。
まだ筋力も付いていない子どもたちには、高い技術を求めるよりも基本の動作を体に染み込ませることが大事。現在、少年野球を指導する尾崎さんは、内野手が一塁送球で苦労する場面を多く見るという。
「子どもたちは甲子園やプロ野球のプレーを映像でたくさん見ています。流れるようなプレー、逆シングル、ジャンピングスローはカッコいい。ですが、これらはしっかりと体が仕上がり、基本を覚えているからこそできるプレーです」