大谷翔平は価値に見合った年俸をもらえない? 米記者主張、年俸49億円でも「格安契約」
今季年俸は7億8000万円、球団に28億円の利益をもたらす
エンゼルスの大谷翔平投手は今季、年俸550万ドル(約7億8200万円)の契約でプレーし、2023年オフにはFAとなる予定だ。気になるのは今後結ぶであろう新契約の行方。大谷は今オフが年俸調停権を行使できる最終年となっており「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者は「迷いなく行使すべきだ」としている。ただ結べるのは大谷本来の価値を考えると「格安契約」となってしまうようだ。
記事は大谷がエンゼルスにもたらしている利益を2000万ドル(約28億4500万円)以上と指摘。球団価値の向上にも大きく寄与しているにも関わらず、今季の年俸550万ドルを「メジャーで一番の格安選手だ」としている。その要因として、右肘を痛めた2018年に2年契約を結んだためだとしている。
年俸調停権を行使した場合、過去最高の上乗せはジェイコブ・デグロム(メッツ)が得た960万ドル(約13億6600万円)で「オオタニもそれに近い大幅アップが可能だろう」としている。
記事は大谷が年俸調停という“ギャンブル”に出た場合の新年俸として、2000万ドル(約28億4500万円)程度を予想している。それでも、大谷のマーケティング価値は5000万ドル(約71億1200万円)は下らず「格安契約に分類されるだろう」と指摘する。
権利最終年の調停でゲリット・コール(ヤンキース)は1350万ドル(約19億2000万円)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)も1900万ドル(約27億300万円)を得た。記事は強打者のクリス・ブライアント(ロッキーズ)が調停の結果得た1860万ドル(約26億4600万円)と、エース級の活躍を見せたジェイク・アリエッタ(元カブス)が得た1550万ドル(約22億500万円)を“合算した”3410万ドル(48億5000万円)を大谷は得るべきだとしている。
(Full-Count編集部)