大谷翔平、野茂英雄ら日本選手4人目200K「すごく光栄」、通算700号プホルスとの裏話も
悪条件でストライク率53%「アタックできていないというのが一番四球につながる」
――寒さもある中で一番苦労したのは。
「やっぱりコマンドですかね。ストライク率(53%)を見ても分かる通り、アタックできていないというのが、一番、四球につながるところだと思うので。打たれる、打たれないではなくて、ハードコンタクトも思ったより少なかったですし、どちらかというと自分のせいで、ランナーをためてって感じだったのかなと思います」
――コマンドは寒さの影響か。
「寒さではなかったですかね。雨はグリップ力もそうですし、足場の問題もそうですけど。自分の思い通りにいかない部分だったかなと思います」
――足場の問題は初登板だったからか。
「球場は相性は良かったと思います。バックネットの見え方もそうですし。球場の雰囲気も。おそらく自分好みのマウンドだったと思いますけど。雨に関しては仕方ないことなので。これから先、必ずこういうことがあると思うので。いい経験になったかなと思います」
――打撃は9試合連続安打。崩されながらもヒットを打つ場面も。
「今日も最後甘い球でしたけど、しっかり打てているのはすごいいいこと。1から3打席目までに関しては、浅いカウントの中で、あまり無理して振る球ではなかったかなと。振り返ってみて、思うところではあります」
――精神面の成長を感じるか。
「いろんなシチュエーションを経験できているというのは、場数を踏むのは大事なところかと。そこがメンタル面で助けてくれるところはあるかなと。大きく慣れの部分で大きいところじゃないかなと思います」
――三振をとるまでの過程で引き出しが増えている。
「今日に関しては、真っすぐ(直球)のグリップが浅かったというか、雨の影響もあって良くなかったので。その中でカーブとかスライダーとか投げましたけど、もう少しスライダーはコマンド、ストライクゾーンでアタックできていれば、あそこまでランナーをためることはなかったかなと思うので。いろんな球種を投げられるというのは強みですけど、型にはまったピッチングで押していくのも、1つの引き出しなので。そういう意味で真っすぐが良くなかったというのは、今日の反省点かなと思います」
(小谷真弥 / Masaya Kotani)