大谷翔平の「元ライバル」輝きは今や昔 ヤンキース“戦力外”→弱小チームで復活なるか
アンドゥハーがパイレーツ入り…来季を見据えた獲得
ヤンキースから事実上の戦力外(DFA)となったミゲル・アンドゥハー外野手が、パイレーツに新天地を得た。2018年にエンゼルス・大谷翔平投手とア・リーグ新人王を争った輝きも、今や昔。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のJJ・クーパー記者も「数年前、新人王にはアンドゥハーではなく大谷が選ばれ、(ヤンキースの)ファンは悲しんでいたものだ」と皮肉まじりにツイート。新たな環境で、周囲の失望を見返すことができるか。
アンドゥハーは2018年シーズンに打率.297、27本塁打、92打点の好成績をマーク。新人王争いでは大谷に及ばなかったものの、主力として未来を期待された。米メディア「CBSスポーツ」も「そう遠くない昔は、アンドゥハーはヤンキースにとって長期的に重要な選手に見えた」と回顧。しかし、翌2019年からは打撃不振に陥り、肩や手首の故障にも悩まされた。今季も27試合出場で打率.229、1本塁打、8打点にとどまり、今月22日(日本時間23日)にヤンキースをDFAとなった。
CBSスポーツは「新人時代のスキルを取り戻せず、ヤンキース時代の終わりを告げることになった」と指摘。新天地ではシーズン残り9試合のため「アンドゥハーの獲得は2023年のロースターを見据えたものであろう可能性が高い」という。
そのパイレーツは56勝97敗と大きく負け越し、ナ・リーグ中地区最下位に低迷。ダニエル・ボーゲルバックがトレードで移籍後、指名打者を固定していない状況で「アンドゥハーは来季その役割をローコストで担う可能性がある」との見方を示した。
(Full-Count編集部)