引退宣言のイ・デホは40歳でチーム3冠…揺るがぬ意思「父親の役割をしないと」
日本でもプレーしたイ・デホが母国で引退宣言しての1年
オリックスやソフトバンク、さらにマリナーズでもプレーしたイ・デホ内野手は、現在古巣の韓国プロ野球、ロッテジャイアンツに戻ってプレーしている。40歳となった今季限りでの引退を既に宣言しているものの、現在打率.335はリーグ4位、チームトップなのをはじめ、21本塁打、94打点と合わせチーム3冠だ。それでも引退意思は揺るがず、家族と共に過ごす日々を思い描いているという。
韓国紙「スポーツ京郷」が伝えている。イ・デホはかつてのイ・スンヨプらと同じように、ビジターの各球場でも引退試合が行われるという待遇を受けている。22日にソウル・蚕室球場で行われたLG戦でも引退セレモニーとともに、サイン会に臨んだ。そこで何度も「ところで、引退しないというわけにはいかないの?」と聞かれていたのだという。
記事はイ・デホの「若いころから全試合に出場することが目標だったが、年をとっても130試合以上に出られたのは幸いだ。この体でプレーするのは苦労したよ」というコメントを紹介。今季も136試合に出場しており、これもチームトップだ。
イ・デホは打率、本塁打、打点、出場試合数、さらに174安打、259塁打、6つの敬遠四球もチームトップ。引退するシーズンにも関わらず、変わらず主力であり続けている。それでも、引退の決心は揺るがないという。記事によればイ・デホは今後については「20年間、お金も一生懸命稼いだ。一旦休みたい。休みながら、ゆっくり考えたい」と話している。
「私の子どもたちは、(試合のない)月曜日以外に父親を見る時間がなかったし、どこにも行けなかった。少し休んで子どもたちを登下校させながら、父親の役割をしなければならない。妻が家を掃除するのも助けないと」
さらに「昨年のシーズンオフに少し家事をしてみたが、肉もよく落ちるようだ」と笑わせる。10月8日には本拠地・釜山で引退試合が予定される。どんな第2の人生が待っているのだろうか。
(Full-Count編集部)