炊飯器で蒸らしていませんか? お米のプロが“野球ママ”に伝えたいおいしいご飯の炊き方

お米のプロが伝えるおいしいお米の炊き方とは(写真はイメージ)【写真:小林靖】
お米のプロが伝えるおいしいお米の炊き方とは(写真はイメージ)【写真:小林靖】

京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」の松下祐氏 ご飯の炊き方実演

 少年野球の子どもたちを支える保護者の役割の1つが、お弁当やおにぎり作り。成長期の子どもに、たくさんご飯を食べてもらいたいという思いは共通のはず。今回は野球ママ必見、お米マイスター5つ星の専門家が家庭でできる「おいしいご飯の炊き方」を伝授する。前編、後編2回にわたる解説のうち、1回目は時間にゆとりがある時の「理想の炊き方」。普段の方法にひと手間加えると、ご飯は格段においしくなる。

 野球ママの強い味方になってくれるのは、京都の老舗米屋「八代目儀兵衛」取締役COOの松下祐さん。お米の専門職経験がある人だけが受験できるお米マイスターの中でも、上位資格の5つ星の資格を持っている。目利きから精米、炊き方、調理法など、お米のことなら何でも知っているプロフェッショナルだ。

 松下さんが、おいしいご飯の炊き方で最初のポイントに挙げるのは「お米と水の計量」。炊飯器付属のカップでお米の量を計り、炊飯釜の目盛りに合わせて水を入れるのが一般的だが、お米も水も料理用の計量カップを使って正確な計量を勧めている。

「付属のカップを使うと、お米の体積によって量が変わってしまいます。水も目分量にすると、その都度ばらつきが出ます」

 お米や炊飯器の種類にもよるが、お米の重さに対して、1.2~1.3倍の水が目安となる。1合(約150グラム)のご飯を炊く際は、水を180~195グラムを入れる計算になる。

研いだお米は冷蔵庫で1時間 炊き上がったらすぐにほぐす

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