“推し”の帰国に「帰ってきて」 ロッテファン、奥山かずさの深い野球愛と夏の思い出
青森出身、小学4年生から野球を始め、美しい投球フォームを持つ
女優の奥山かずささんがロッテファンであることを公言してから約2か月が経った。自身のSNSでアップした7月19日の西武戦(ZOZOマリン)以降も、家族や友人とスタジアムで何度も観戦し、ロッテを応援した。女優の仕事を始めてからなかなか来ることができなかったZOZOマリンスタジアムだが、今夏は堪能できた。そんな奥山かずささんのスタジアムでの楽しみ方を聞いた。
インスタグラムで写真を公開すると、ファンからは温かいメッセージが多く寄せられた。同じロッテファンであることを喜ぶ人、一緒に野球観戦をしたいと思ってくれた人……奥山さんはコメントを丁寧に読んだ。
「ずっとロッテが好きだったことを明かしたことで、少しだけ“ビビる”気持ちはありました。でも、受け入れてくださるファンの方もすごく多かったので嬉しかったです」
大学生の時に見たロッテの熱い応援が忘れられない。それが好きになるきっかけだった。仙台で過ごした学生時代には何度も楽天ーロッテ戦を、友人と観戦に出かけていた。華麗な守備でファンを沸かせた内野手・クルーズや足の速い外野手のプレースタイルが好きだった。
芸能活動を始めてから、本拠地の試合を一度も観に来るこができなかったが、7月に一度、観戦してからは空白の時間を埋めるようにZOZOマリンスタジアムに足を運んだ。
「(青森の)母親が東京に来ていたタイミングで、久しぶりに親と何をしようかなと思ったときに、『そうだ、野球観戦に行ってしまおう』と思ったんです。それでちょっといい席のチケットを買って、観にいきました。楽しかったですね」
観戦しながら、どんな会話をしていたのか。久しぶり会った母娘。近況報告などをしていたのだろうか。
「なんだか、私が結構、喋っていましたね。今のロッテはこういう状況なんだよ、みたいな感じで。母はなんとなくルールはわかっていますが、そんなに野球が好きというわけではないんです。でも一緒に楽しめました」
8月のマリンスタジアム開催では、花火が上がること試合もあった。夜空を見上げた時の母の顔は喜んでいたという。「夏っぽくて、楽しいね」という母の一言が嬉しかった。今年の夏の思い出として刻まれた。