中日20歳がイチロー氏に並ぶ快挙、村上宗隆は“最年少4冠” セのタイトルホルダー

最多安打の中日・岡林勇希(左)、3冠王を獲得したヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
最多安打の中日・岡林勇希(左)、3冠王を獲得したヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

最多セーブは中日のR・マルティネスが単独で獲得

 セ・リーグは3日、レギュラーシーズン全日程が終了した。ヤクルトが連覇を飾った今季、個人タイトル争いで注目されたのはヤクルト・村上宗隆外野手。打率.318、56 本塁打、134打点で史上最年少22歳での3冠王を手にした。最高出塁率も手にし、4冠達成となった。

 激戦の最多安打は中日の3年目20歳・岡林とDeNA佐野が161本で同時受賞となった。1本差で追う佐野が3日のヤクルト戦(神宮)で1安打を放ち並んだ。岡林は昨季までの2年間で1軍出場は僅か30試合。今季外野のレギュラーを獲得し、一気にブレークした。高卒3年目での最多安打獲得は1994年のイチロー(オリックス)と同じだ。佐野は2020年の首位打者に続くタイトル獲得となった。

 投手では最多セーブが混戦だったが、中日のライデル・マルティネスが39セーブで単独受賞となった。来日6年目にして初タイトルとなる。1差で追っていたヤクルトのスコット・マクガフは最終戦でベンチを外れ、セーブを挙げられなかった。巨人のドラ1・大勢は37セーブででDeNA・山崎と並んで3位だった。 

 主要投手部門では阪神・青柳が防御率2.05、13勝、勝率.765で“3冠”を達成。高卒4年目の巨人・戸郷が154個で最多奪三振を手にした。

【一覧】ヤクルト村上がセ36年ぶりの3冠王に… セ2022年のタイトルホルダー

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