育成25歳ルーキーは豪快弾、15年ドラ1は首位打者…“有終の美”を飾った2軍選手は?

ロッテ・平沢大河【写真:荒川祐史】
ロッテ・平沢大河【写真:荒川祐史】

楽天・高田孝一は11勝でイースタン最多勝

 9月27日から今季最終戦となった10月2日までの間、「パーソル パ・リーグTV」でイースタン・リーグ6試合、ウエスタン・リーグ6試合を配信。注目シーンをピックアップした。

 ロッテ・平沢大河内野手が、イースタン首位打者のタイトルを獲得。10月2日の試合前時点で、リーグ3位の打率.2762だったが、最後の日本ハム戦で5打数2安打1打点と躍動。打率を.278まで上げ、し烈な争いを制した。

 9月28日のロッテ戦で先発した楽天・高田孝一投手は、5回を1失点にまとめてイースタン最多の11勝目をマーク。2012年に永井怜氏(現2軍投手コーチ)が挙げた10勝を上回り、ファーム球団記録を更新した。10月8日に行われる「プロ野球ファーム日本選手権」でもマウンドに上がるか注目だ。

 日本ハムでは、25歳の育成ルーキー速水隆成捕手が持ち前のパンチ力を見せた。10月2日のロッテ戦の6回に代打出場し、左中間へ5号2ランをたたき込む。続く第2打席にも安打を放ち、途中出場ながら2安打2打点を記録。シーズン最終戦でアピールに成功した。

 イースタン・リーグでは、オリックス・山崎福也投手が、9月27日の広島戦で調整登板。初回に3者連続三振を奪うと、その後は三塁に走者を背負いながらも得点を与えず、3回2安打1四球4奪三振無失点の内容だった。「パーソル CS パ」での好投にも期待したい。

 10月1日、松田宣浩内野手がソフトバンクでの最終戦に「4番・三塁」でスタメン出場し、3打数1安打。試合後のセレモニーで、小久保裕紀2軍監督、工藤公康前監督から花束を受け取り、目には涙が。それでも、最後は松田らしく「熱男~!」で締めくくり、グラウンドを後にした。

(「パ・リーグインサイト」高橋優奈)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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