投手・大谷翔平は「野球IQベスト」 投手コーチ激白、今季の進化と来季への課題とは
ピッチタイマー導入、WBC参戦の可能性も「問題なく準備ができると」
来季からメジャーでは「ピッチタイマー」が導入される。走者なしで15秒以内、走者がいる場合は20秒以内に投げることが求められ、制限時間を超えれば1ボールが増えるという“投手泣かせ”のルールだ。投球間隔が長いことで知られる大谷だが、すでに克服へ着手。ワイズ投手コーチは特に問題視していないという。
「ショウヘイから投球間の時間を測るようにお願いされた。前回の登板で『どれくらい時間がオーバーしているか』と。オーバーしていたが、いつものショウヘイのようにうまく調整するだろう」
来年3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控えている。短いオフ期間となるが、投手調整についても問題視していない。
「(WBCでも)特にしていない。ショウヘイは誰よりも準備に余念がない。事前に投げることが分かれば、問題なく準備ができると確信している」
「来季も同じショウヘイとして戻ってくること。皆さんはいつも『次は何?』と聞いてくるが、彼の成績を見た? 性格は全ての試合で勝ちたがり、全力を尽くす。今後も続けるだろう。だから大きな改善の必要性は感じていないよ」
5日(同6日)のアスレチックスとの今季最終戦で今季16勝目を目指して先発マウンドに上がる。あと1イニングに迫った規定投球回到達の期待がかかる。大きな自信をつかみ、2023年へ向かっていくこととなりそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)