大好きな山本由伸の前にマウンドへ…完封劇を呼んだ“熱投”ドラマの裏側

選手の素振りを見学した八木結希旬(ゆきと)くん【写真:plm】
選手の素振りを見学した八木結希旬(ゆきと)くん【写真:plm】

東京の小学3年生、八木結希旬くんに次々起こるサプライズ

 グラウンドではサプライズも。ベンチでこちらの様子を見ていた田口壮コーチの粋な計らいで、渡部遼人外野手がキャッチボールの相手になってくれました。これには八木さん一家も大感激。力強く球を投げ込むたびに渡部も「ナイスボール!」と声がけしてくれました。

 この日は元プロレスラーのスタン・ハンセンさんの特別始球式もあり、マウンドへ向かう2人の体格差はちょっとした話題に。ハンセンさんの始球式で大いに盛り上がり、いよいよ結希旬くんの登板です!

 若月健矢捕手が受け、バッターボックスには周東右京外野手が入り、いざプレイボール! ベースでワンバウンドした投球を若月がしっかり前に落とし、見事大役を終えました。マウンドから降り、フィールドに向かって一礼する姿に、球場からも万雷の拍手が送られます。

 開口一番「すごいドキドキした。(ワンバウンドは)ちょっと悔しい」と話す結希旬くん。たくさんの人々の「ナイスピッチ!」の声に、やっと安どの表情を見せてくれました。

 試合はその山本が圧巻の投球。9回2死、柳田悠岐外野手を三振に仕留めゲームセット。見事な完封劇で14勝目を飾りました。

 今回の始球式投球権プレゼントなどキャンペーンの仕掛け人、株式会社メルカリの宮本祐一さんは、「動画をご購入いただいた方を対象に始球式の投球権利がプレゼントされるという、パ・リーグ Exciting Momentsβ初の実施でしたが、実際八木さんご一家に大変喜んでいただけたので、これからもこのような機会を増やしていければと思います」と総括しました。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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