3割打者・宮崎を先発外す大胆策も零敗… DeNA三浦監督「点を取れなかった」

DeNA・三浦大輔監督【写真:中戸川知世】
DeNA・三浦大輔監督【写真:中戸川知世】

ハマスタ史上最多の観客3万3033人も、阪神投手陣から得点を奪えなかった

■阪神 2ー0 DeNA(CSファースト・8日・横浜)

 セ・リーグ2位のDeNAは8日、本拠地・横浜スタジアムで行われたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦で、3位・阪神に0-2の零封負け。阪神にファイナルステージ進出へ王手をかけられ、崖っぷちに追い込まれた。

 就任2年目で初の短期決戦に臨んだ三浦大輔監督は「いろいろ対策は立てましたが、結果的に点を取れなかった。1敗したことは変えられない。明日どう切り替えるか。選手たちは試合終了と同時に、やり返そうという気持ちになっていますし、僕ももう切り替えていますよ」とサバサバとした表情で語った。

 エースの今永昇太投手が先発したが、5回1死から相手先発の青柳に右前打されたのを皮切りに、続く中野に中前打、代打マルテに四球を許し1死満塁のピンチを背負う。ここで近本に中前へ先制2点タイムリーを浴びた。

 一方、打線は青柳の前に6回まで4安打1四球無得点と沈黙。“青柳対策”として今季打率3割の宮崎敏郎内野手、ネフタリ・ソト内野手をあえてスタメンから外した。代わりにプロ18年目・40歳の藤田一也内野手が「6番・三塁」で先発して5回に一塁強襲安打、神里和毅外野手も「2番・左翼」で1安打1四球と活躍するも、打線としてのつながりを欠いた。7回以降は岩貞、浜地、岩崎、湯浅の継投にかわされ、結局零封負けを喫した。

 この日の横浜スタジアムには、野球興行では開場以来最多の観客3万3033人が詰めかていた。三浦監督は「たくさんの方が駆けつけてくださり心強かったが、結果に結びつけることができず申し訳ない」と頭を下げた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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