鷹の大砲が見せつけた“規格外”の打力 2軍成績から発掘する来季の“スター候補”

ソフトバンク・リチャード、楽天・高田孝一【画像:パーソル パ・リーグTV】
ソフトバンク・リチャード、楽天・高田孝一【画像:パーソル パ・リーグTV】

城島健司氏のリーグ本塁打記録を更新したリチャード

「Monday パ」では、月曜日でも皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信してきた。今回は、ファーム情報を特集。今季イースタン・リーグで楽天が優勝し、「ファーム日本選手権」で阪神を下して日本一をつかんだ。さらにソフトバンクのリチャード内野手は、リーグ記録を更新するほどの豪打を見せた。今回はタイトルを獲得した選手を中心に、明日のスター候補を紹介する。

 ウエスタン・リーグの打者で圧倒的な打力を誇ったのが、ソフトバンクのリチャード内野手だ。本塁打、打点の2冠王に輝いた。本塁打数は29を数え、これは1996年に城島健司氏が残した25本塁打を超えるリーグ最多記録となった。残した成績は93試合で315打数73安打、29本塁打、84打点、打率.232だ。

 一方で、2軍では圧倒的な成績を誇ったものの、それは同時に1軍での出場機会が少なかったことも意味する。一軍では昨季を下回る23試合のみの出場で打率も.159。2桁を期待された本塁打数もわずか3本にとどまった。パワーはいまや誰しもが認めるところ。来季こそは一軍での活躍を誓う。

 投手では支配下登録を受け、背番号「39」で3年目のシーズンを迎えた尾形崇斗投手(ソフトバンク)が、リーグ3位の10セーブをマーク。防御率も2.06と好成績を残した。奪三振率も10.29と、高い奪三振能力も示している。

 また、今季は1軍の舞台でも躍動。4月5日のオリックス戦で2回無失点の好リリーフを見せ、うれしいプロ初勝利をつかんだ。来季は1軍の舞台で勝利の方程式の一角に食い込みたい。

イースタンでは楽天・高田が投手3冠の大活躍

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