394セーブ右腕が衝撃ロースター落ち 代役の元ハム助っ人に指揮官「素晴らしかった」
クリス・マーティンは2点差の9回に登板、1安打無失点に封じた
■ドジャース 5ー3 パドレス(地区シリーズ・日本時間12日・ロサンゼルス)
ドジャースは11日(日本時間12日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に5-3で勝利した。9回を締めたのは元ハムのクリス・マーティン投手。1回を1安打無失点に封じ、プレーオフ初セーブ。ロースターから外れた通算394セーブの守護神クレイグ・キンブレル投手の穴を埋めた。デーブ・ロバーツ監督は「素晴らしかった」と絶賛した。
今夏トレード期限間際にカブスから交換トレードでドジャースに加入したマーティン。新天地でレギュラーシーズンでは26登板で3勝1敗2セーブ、防御率1.46の好成績を残し、9回を任されたこの日も大役を果たした。1安打無失点で試合を締め、指揮官は「左右の打者からアウトを奪え、四球を出さない」と評価した。クローザーは“日替わり”のようで「明日は(守護神が)全く違う可能性がある。投手陣は何回でもどんな状況でも投げられる」と語った。マーティンに対しては「5回に投げてもらうことも試合を終わらせる役割も担ってもらうかもしれない」などと伝えているという。
背景には今季22セーブをマークしたキンブレルがロースターを外れたことにある。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、ロバーツ監督が他の救援陣の方が安定し、パドレスとの相性もいいと判断したと伝えている。
最多セーブのタイトルを4度獲得しているキンブレルは今季開幕直前にホワイトソックスから交換トレードで加入し、63登板で6勝7敗22セーブ、防御率3.75。8、9月は中継ぎに回ることも多かった。同紙によると、指揮官は「不安定な1年だ。我々の期待はクレイグが(リーグ優勝決定シリーズに)準備できていることだ」と述べている。年俸1600万ドル(約23億4400万円)右腕は今後、プレーオフで出場機会は訪れるだろうか。
(Full-Count編集部)