大谷翔平は「2人の選手」 マドン前監督が語るMVP争い「できることすれば毎年なれる」
「ショウヘイは2人の選手だ。他のみんなは1人分に過ぎない」
今季途中までエンゼルスを率いたジョー・マドン氏が大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手との“MVPレース”に言及した。かつて指揮を執ったカブスの専門メディア「ブリーチャー・ネーション」のパトリック・K・フラワーズの記者に対して答えたもので「2人ともふさわしい」とした上で「ショウヘイは2人の選手だ。できることをすれば毎年MVPになれるだろう」と述べている。
フラワーズ記者は自身のツイッターにマドン氏が質問に答える動画を投稿。マドン氏はその中で2人のMVP候補について見解を示している。「2人ともふさわしいと本当に思っている。2人揃ってMVPになれないなんて分からない。誰も票をコントロールできないのは分かっているが」とし、ジャッジについては地区優勝に貢献したこと、ア・リーグの本塁打記録を更新したこと、もう少しで3冠王(本塁打&打点1位、打率2位)だったことを挙げた。
そして、大谷に言及。打撃については「ホームランを打ち(34本塁打)、打率以外はあらゆるカテゴリーで(ジャッジと)近かった」とし、「マウンドでしたことを見てみよう。2人の選手を評価しているんだ。ショウヘイは2人の選手だ。他のみんなは1人分に過ぎないが」と評価する。さらに「毎年彼ができることをすれば、ほぼ毎年MVPになれるだろう。純粋に彼のパフォーマンス次第だ」とその価値を語っている。
マドン氏はチームへの貢献度についても解説。「ショウヘイがこのような活躍をしていなかったらエンゼルスの成績はどうなっていただろうか? 彼(ジャッジ)は毎日勝利に貢献しているし、ショウヘイもそうだ。ショウヘイの投球は本当に上昇している。今年は2人とも妥当な理由でMVPにふさわしい年だと思っている」と強調した。マドン氏から見ても今季の2人の活躍は甲乙つけがたいようだ。
(Full-Count編集部)